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消化器内科のご案内
診察内容
  • 消化器内視鏡検査
  • 本邦では、消化管にがんが発生しやすいことが広く知られており、早期に発見された消化管がん (食道がん・胃がん・大腸がん)は内視鏡で治療することが可能です。消化器内科では、 消化管がんの早期発見・早期治療に対する取り組みを積極的に行っています。 内視鏡検査をできるだけ楽に受けていただくように、経鼻内視鏡や鎮静剤・鎮痛剤を用いた内視鏡を導入しており、 大腸カメラではCO2送気を用いて腹部膨満感の軽減に努めています。また、早期発見された消化管がんに対しては、 拡大内視鏡やNBI観察、特殊染色観察を行い、内視鏡治療の適応を判断しています。 内視鏡治療適応と判断した病変に関しては、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を施行しており、 安定した治療成績が得られています。
    消化器症状を有する方の精査、早期消化管がん、炎症性腸疾患を疑われる方などご相談ください。




  • 消化器がんの化学療法
  • 比較的進行した消化器がんに対して、化学療法が適応となることがあります。化学療法は単独で施行する以外にも、 手術療法の前後で施行する場合や、放射線療法と併用する場合があります。最近では、 分子標的治療や免疫療法などの新しい化学療法が開発され、治療成績が向上しています。 化学療法は治療と同時に有害事象に対する患者ケアが非常に重要です。当院では薬物療法専門医、 がん化学療法看護認定看護師、がん専門薬剤師等、専門的なスタッフが中心となり、 安心できる化学療法を提供しています。



  • 炎症性腸疾患
  • 炎症性腸疾患は、主に消化管に炎症をおこす慢性疾患の総称で、潰瘍性大腸炎やクローン病に代表されます。 潰瘍性大腸炎、クローン病とも原因不明ですが、食生活の欧米化とともに増加傾向にあります。 両疾患ともに厚生労働省の指定難病にあたり、専門的で長期的な加療が必要となります。当院では消化管造影検査、 内視鏡検査(ダブルバルーン内視鏡検査)、CT検査等にて病勢を評価し、内服療法(抗炎症療法、免疫抑制剤等) に加え、血球除去療法、生物学的製剤等で病状をコントロールします。



  • 胆膵疾患
  • 当科では、膵胆道系疾患を良性から悪性まで幅広く取り扱っています。腹部CT検査やMRI検査に加え、 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)や超音波内視鏡検査(EUS)などの内視鏡検査を行い、悪性疾患の早期発見や診断に努めています。 総胆管結石に対しては、緊急ドレナージ術や砕石術などの内視鏡治療を行っております。 また、膵臓がんや胆管がんなどの悪性疾患はERCPやEUSに加え、超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)を施行し、 治療方針を決定しています。悪性胆道狭窄に対しては、チューブステントやメタリックステント留置術を行っております。



  • 肝疾患
  • 当院は肝臓専門医を中心に肝疾患の診療にあたっています。肝疾患では、 肝がんのハイリスクグループであるB型慢性肝炎やC型慢性肝炎が重要です。C型慢性肝炎に対する抗ウイルス治療は、 ここ数年で大きく様変わりをしました。従来のインターフェロン療法に代わり、 経口剤のみのインターフェロンフリー療法が主流となっており、高い治療効果と少ない副作用が特徴です (医療助成制度の対象ですので、治療費用に関しては窓口で相談ください)。 また近年には、メタボリックシンドロームや糖尿病などが原因となる非アルコール性脂肪性肝炎(NASH) が注目されています。NASHの一部が、非B型非C型肝がんに関与しており、注意が必要です。
    肝がんに対しては、腹部超音波検査、CT検査、MRI検査などを施行後、消化器内科・外科・放射線科で協議のうえ、 治療方針を決定しています。手術療法、ラジオ波焼灼術、肝動脈化学塞栓療法などの肝がん治療を多数手がけております。




【診療実績】
【検査・治療件数】 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
上部内視鏡検査(EGD) 4705 5045 4865 5314 5533 5670
大腸内視鏡検査(CS) 1331 1486 1429 1638 1579 1610
大腸粘膜切除(EMR) 313 321 377 349 692 632
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD) 57 68 75 77 78 92
  食道・胃 30 34 39 50 34 45
  大腸 27 34 36 27 44 47
内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP) 164 163 189 240 284 237
超音波内視鏡(EUS) 31 50 65 36 50 40
肝生検査 26 13 19 12 13 24
ラジオ波焼灼術(RFA) 26 21 29 29 25 29
肝動脈化学塞栓療法(TACE) 60 39 43 51 38 48
【炎症性疾患数】
潰瘍性大腸炎 130 170 121 195 199 206
クローン病 34 41 63 50 51 47
【化学療法対応人数】
食道・胃・大腸 119 120 158 170 161 153
肝臓・胆のう・膵臓 92 90 87 49 49 43

認定施設

日本内科学会認定医制度教育病院

日本消化器内視鏡学会認定指導施設

日本消化器病学会認定施設

日本がん治療認定医機構認定研修施設

日本臨床腫瘍学会認定研修施設


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医師紹介

鈴木 誠祐
松原 稔
萩原 宏明
竹井 大介
野﨑 加那子
大宮 久美子
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